Great American Smokeout Hijacked

ハイジャックされた全米禁煙デー

 

by John R. Polito, Cessation Educator

英文オリジナル

アメリカガン協会が1976年に最初の全米禁煙デーを設けたのは、喫煙者に禁煙の重要性を知らしめ、禁煙を始める確固たる日付を設定し、成功するための文献を共有するためであった。 その後、26回目の禁煙デーは全米的な禁煙の日からニコチン依存症の人たちの体内のニコチンを入れ替える方法を売り込み日、に変貌してしまった。

2003年11月14日…

27回目の全米禁煙デーは11月20日木曜日である。喫煙者はニコチン置換療法(NRT)コマーシャルの爆撃に晒されることが予想される。コマーシャルは自分の意志の力で完全断煙するのはものすごい意志力とヘラクレスのような強さが必要となること、あるいはクリーンニコチンを使えばあなたは禁煙のためにスーパーヒーローである必要はないと主張するだろう。

1997年にアメリカガン協会は製薬業界と提携し、新たな提携は「禁煙に関する方法と製品に関する教育の裾野を広げる努力」へ向かうものだと自信を持って世界に向かって言い放った。

アメリカガン協会のオンラインサイト「禁煙ガイドライン」を訪ねてみれば、どれほど遠くまで教育の裾野が拡がったか一目瞭然である。訪問者は250種類の拡大し続けるNRT製品群を目にし、そのあとにたった一つ淋しげに完全断煙のあいまいな参照先が紹介されている。

かつてはガン協会の主要なアピールポイントであったニコチン依存症回復プログラム、その信頼された名前とロゴをニコチン置換療法関連の製薬会社、利益団体に売り渡して何百万人の患者を引き付けることだろう、しかし生贄なしにはすまない。

今週また私たちはその名前と信用度が、ニコチン依存者が自分たちの自然の性向を避けさせるように仕組まれた、完全断煙プログラムたたきのキャンペーンに利用されることだろう。

製薬業界の文献や、ウエッブサイト、コマーシャルは完全断煙法で成功する人はほとんどいなくて、ガムやパッチや錠剤は(永久に)卒煙する可能性を二倍に高めることが証明されていると主張している。しかしそれは真実だろうか?

完全断煙法による成功物語は本当に少ないのか? 成功裡に卒煙した人たちはガムやパッチ、それに錠剤に頼ったのか? ジョエル氏、26年間シカゴで禁煙法を指導して、「なぜ卒煙」というインターネット上の最も古い完全断煙法のフォーラムによる教育ディレクターによれば、そうではない。「喫煙者に対して売られている製品の広告に反してほとんどの禁煙挑戦者はいまも完全断煙法で禁煙している、そして更に重要なことは禁煙に成功する人の大多数は完全断煙法で禁煙している。」ジョエル氏は言う。

驚くべきことにガン協会自体の研究がジョエル氏の主張を裏付けている。ほとんど強制的とも言えるNRT使用の推薦に取り囲まれて、アメリカガン協会の2003年ガンの真実と統計25ページには、81%の現在の挑戦者と以前禁煙に成功した人の91.2%は禁煙補助剤を使わずに全く自分の意志だけで禁煙している、と示す一覧表がある。

「一生懸命稼いだお金を大切に使おう」ジョエル氏は言う、「禁煙にはなにもお金はかからない。」 「皆さんは自分自身で調査をしてみるべきだ。家族の誰かや友人で少なくとも一年以上に渡りあらゆるニコチンから遠ざかっていた人と話をするべきだ。どうやって禁煙したのか聞いてみるべきだ。」

91.2%の禁煙成功者がニコチンパッチ、ガム、錠剤、吸入器、催眠術、鍼、嫌煙剤、魔法のハーブ、またはその他の正式な禁煙プログラムを使わなかったのなら一体彼らの秘密はどこにあるのか、その秘密をなぜ分かち合わないのか、禁煙の最も生産的な方法を密かに傷つける必要があるのか?

「ほとんどの人は、タバコから自由でいるためには一服のタバコも吸ってはいけないという概念に真剣に取り組み成功したのです」ジョエルは言う。「前に禁煙して、いまはまたタバコを吸っている人で一服しなかった人を見つける努力をしてみてください。そのような人を見つけるには一生かかるでしょう。」

昨年の禁煙デー以降にいくつかの重要な研究成果があり禁煙者はアメリカガン協会の「およそ5%〜16%の人が少なくとも6ヶ月間、離脱症状を緩和する薬物なしで禁煙できた」と主張するウエッブサイトと比較してみたいだろう。

2003年3月発行のタバココントロールは7件のOTCニコチンパッチとガムの研究を統合し、6ヵ月後には7%の人を除いて全員が喫煙を再開していたことを見出した。しかし、事態は更に悪くなっている。

たった今発表された、同じくタバココントロールによる研究では、ニコチンガム使用者の7%、パッチ使用者の2%が6ヶ月時点でも依然としてNRT(ニコチン置換療法)を使用している。以上二件の研究を総合すると、深刻な問題を提起している。…一体ガムユーザーは一人としてニコチンから解放されたのだろうか?

「歴史的には文献はNRTへの依存を滅多に検証していない」11月研究の著者達は主張している。「私たちは36.6%のガム利用者が持続的にガムを使っていると見積もっている。」

混乱してきましたか? 自分だけだと思わないで結構です。11月の研究が示しているように、数字の不一致は、NRT研究ではニコチンには依存していてもタバコを吸わなければ禁煙したと定義していることに由来します。

もしあなたが既に簡単に禁煙できる魔法の治療法に参加しているのでしたら、1976年の全米禁煙デーのルーツに戻りたいと思うかもしれません…そう、禁煙する日です、一日だけ禁煙して、ニコチン依存症からの回復のための堅実な情報を読むことです。

イギリスのロンドンに住むマーティは、三年間元喫煙者(三年前に禁煙し今も続いている)ですが、禁煙デーの支援へアメリカ人を招待することに対して疑いと否定のこもった暖かい援助の手を大西洋を隔てて差し伸べています。「一日、ひととき、ひとつの単純な決定が私の人生を永久に変えるために必要なことの全てだった・・・一度「なぜ卒煙」サイトをクリックすること。

もう一人の「なぜ卒煙?」により禁煙した、1.5年の元喫煙者、ニューヨークのアリソンは喫煙者に熟考するよう勧めている「あなたはタバコを吸う、それは吸いたいからですか、それとも吸わずにいられないからですか?」「答えを見つけるために一日タバコを吸わないで見たらどうですか」アリスンは激励しています。

ジョエル氏によれば「私たちのメンバーと大多数の長期に渡る元喫煙者は、タバコから自由でいるために必要なことは、単に、決してその一服を吸わないということを知っていることだと学んでいる。」

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著者について:

ジョン ポリトはサウルキャロライナのニコチン依存患者の教育者で1999年の「なぜ卒煙?」、無料オンラインで動機付け、教育、仲間同士の助け合いのフォーラム、の創設者である。

  翻訳:西田季彦