Are nicotine weaning products a bad joke? 
禁煙補助剤(ニコチン離脱のための製品)は悪い冗談か?
英文オリジナル

 

クリーンなニコチン離脱補助製品は禁煙成功の可能性を二倍に高めると断言してニコチンガム、パッチそれに甘味入り錠剤の販売が続けられている。最近の知見によると、そういう製品はニコチンからの解放を求める人々にとってためになるのかそれとも障害になるのか深刻な懸念を提起している。

(広告ウエッブ)20031015日 ニコチンガム、パッチ、甘味入り錠剤のような処方箋なしで買えるニコチン置換療法の製品は喫煙者が禁煙するのを本当に支援するのか?「成功の可能性を二倍に高めてください」というのがこの20年間ほど販売の基本であった、しかし何を二倍にするのかキチンと吟味した保証がないとその製品はいかに無益なものになるのか。

20033月に発行された「タバコ規制」に載った調査では、OTCニコチン置換療法研究を網羅して平均値を取ったところニコチンパッチとガムの研究対象参加者の93%が6ヶ月以内にタバコを再開したことが判明した。

その研究の財政面を開示したところ主要な著者は置換療法業界のコンサルタント達であった。7ヶ月が経過したにも関わらず、また7件の異なったOTC研究の総合結果であるにもかかわらず、CDC(*訳者注 アトランタの疾病予防センター)、NIH(国立衛星研究所)、FDA(米国食品医薬品局)、各州の衛生局、そして主要な健康機関がこの恐ろしい7%という喫煙者の6ヵ月後禁煙率を共有化しないことを選んだ。一体なぜ?

製薬業界の政府支配がこれほどまでに強くなったのか?主要な非営利の健康増進機関が巨額の置換療法業界の政治献金に中毒になり、彼らが自分達の信頼されている影響力やホームページをニコチン中毒者にニコチン製品を売るための店先として使うことを許しているのか?

ニコチン置換療法の薦めはまた、若者達にその成功率と危険について警告することを怠っている。101人の青少年の喫煙者にうら寂しい5%の禁煙成功率を生み出したあとに、20001月のAPAM(小児科、青年期医療アーカイブ)は若者の喫煙者を手助けするのにパッチは無効であると結論付けている。

20036月の若者のニコチン置換療法利用調査、同じAPAM出版であるが、更に十代の非喫煙者の若者が毎日NRT製品を使う薬物奴隷になる可能性を問題提起している。NRTを使用したという若者216人のうち、40%は自分は一度もタバコを吸ったことは無いし、一服さえしたことが無い、と答え、40%の中の7人は毎日NRTを使用していると答えている。

成人でも青少年でも同じく一致した6ヶ月禁煙成功率のほとんど秘密裏という扱いは別にしても、喫煙者は長いこともうひとつのNRTの致命的な欠陥を知らされずに来た。成人で7%、青少年で5%の6ヵ月後禁煙成功率はどのように二度目又はその後のNRTの試みに影響されているのか?

研究専門家はそれを「リサイクリング」と呼んでおり、唯一の知られている研究は19934月の「中毒」ジャーナルに掲載されている。悲しいことだが、NRTが敗北の確立を完璧にしているという点で、練習は不可能を可能にしている。一年前のパッチ研究でタバコを再開したパッチユーザーは一人として、二度目のパッチ使用にもかかわらず6ヵ月後禁煙に成功したものはいない。 ゼロであり、皆無である。

禁煙に成功するという自然な可能性を奪われ、いかに多くの喫煙者がいかに長い間、NRTを信じ、NRTにおもちゃにされ、時間切れとなり禁煙の機会を失っていることか。

最近の研究だけがNRTの悪事をもたらしたわけではない。2002911日発行のアメリカ医師会ジャーナルによる喫煙者調査は「NRTはもはやカリフォルニアの喫煙者を長い間禁煙させるには効果が無いように見える」と結論付けている。ロンドンとミネソタの喫煙者調査でもなんら効果を見出していない。

このように効果が無いのなら、なぜ、彼らの脳のドーパミン、アドレナリン、セロトニンの通路のニコチン呪縛を解放す試みという確信、貴重な時間を、いかに善用するかという意味のある決断をするための力となる基本的な情報を喫煙者から奪い続けているのか。さらに業界は、置換療法は自分自身で禁煙するよりも二倍も効果的であると主張し続けることができるのか?

20006月のアメリカ臨床医学誌に掲載されている証拠データー一覧によれば禁煙製品や禁煙プログラムに頼らない自分自身での禁煙成功率は歴史的に見て6ヶ月経過時点でおよそ10%である。

ニコチン置換療法を販売している人たちは禁煙者が自然に禁煙に成功する10%の能力を無視し、研究の中のプラシーボグループに対して勝利宣言をしている、その勝利というのは驚くべきことに6ヶ月時点で野成功率は3〜4%である。しかしなぜ成功率が三倍も低いのか?

もしあなたが12週間分のニコチンパッチをただでもらえる研究に参加することに同意するという、置換療法販売の誇大広告を心底から信じていたとしたらどうだろう? もしあなたがいつものニコチンの一服を得られないでプラシーボのパッチを受け取るようにランダムに決められていると気づいたら? 失望に終わった期待によりあなたは喫煙を再開する言い分けを見つけるのではないだろうか?

2003年3月のOTCニコチン置換療法の知見を計算するために使った研究では、研究の最後の段階でプラシーボ使用にグループの中でたったの18.3%が「本物」を受け取っていたと信じていたに過ぎない。著者は明確に「そのような目くらまし手段の失敗はプラシーボ効果の減少につながるであろう」と述べているにもかかわらず、そのことは業界が「禁煙のチャンスを二倍にする」と主張する材料になっているのを止めさせていない。

目くらましの失敗はさておき、プラシーボは多くの研究の中で紛らわすための目的で使う従来の「プラシーボ(訳者注=偽薬)の定義にマッチしない、これらのプラシーボは1〜3mgのニコチンを含んでいたのだ。


平均的な喫煙者は一本のタバコを吸うことにより1mgのニコチンを吸収する。平均的な一日一箱の喫煙者は一日およそ20mgを吸引する。NRT研究では彼らは何週間あるいは何ヶ月もの間徐々に減らしてゆくことを期待され、21mgのパッチを定期的にあてがわれる。

対照的に、完全断煙者は三日目までに100%ニコチンが体内の血流中に無い状態になり、90%のニコチン代謝物は尿として排出される。そしてその時離脱症状は最高強度になり徐々に和らいでゆく。

しかし、彼らの脳神経細胞が決してニコチンの全く入っていない血液を感知し、血液の中に浸ることが許されなかったらどうだろう? その代わりに、もし神経細胞がプラシーボの中に含まれた1〜3mgのニコチンに無理やり対応させられたらどうなるのだろう? 

一日一箱の喫煙者の中で一体何人が何週間もの間一本から三本のタバコをこっそり吸い、その上禁煙できるのだろう? このことは普通の禁煙挑戦者の渇望を強めたり期間を長くしたり変化させることは無いのだろうか、あるいは彼らの禁煙意思を地面にたたきつけることにならないだろうか? 世の中に向かって彼らは「自分の意志で」禁煙を試み失敗したと宣言することは正直なことだろうか?

普通のニコチン依存者はおよそ三年に一回、自分を正当化するための禁煙否定の厚い壁を越えて、禁煙をするために突き進めための自信を持つことができる。喫煙は平均14年間ほど早く成人喫煙者の半数の命を奪うことから、喫煙者が禁煙を試みる回数は限られている。

NRTが世の中に知られるようになる前は、世界中の地域の完全断煙プログラムは6ヶ月経過時点で203040%を達成しており、中には50%近いケースもあった。

1990年代にアメリカ政府は製薬会社と経済的なつながりのある研究者11人を招き、7人の記録上つながりの無い研究者と共にアメリカの禁煙方針を書き直し、宣言をした。2000年6月にその委員団は全員一致でNRTの使用を禁煙のための強制的な推奨案として宣言しアメリカ臨床医学ガイドラインとした。

その2000年ガイドラインはニコチン置換療法以外の禁煙療法にとっては死刑宣告だった、なぜならそれらはもはや「科学的な裏づけ」がなく、アメリカ禁煙方針からはみ出しているとみなされたから、そして新しいルールに従わない限り、予算的な支援も受けることができなくなった。

製薬会社は、ニコチン漸減製品で何ヶ月ももてあそばれた喫煙者を2〜4週間の(自由意志による)短い完全断煙プログラムに強制的に押し付けて何十億ドルのお金を稼いでいる。全員が酔っ払っている断酒会の会合に参加するのと同じように禁煙成功の日を妨害している。

アメリカガン協会2003年の事実と数字報告は長期禁煙成功者の91.2%はニコチンパッチ、ガム、錠剤、吸入器、催眠療法、鍼などの手助けなしで成功していると示している。彼らは全く独力で禁煙したのだ。私たちは彼らの秘密を研究し、分かち合うべきではないだろうか?

効果的な禁煙への鍵は中毒物質を薬だと言い換えたり、それを使うことを治療だとレッテルを張り、それに中毒になっている人が徐々に使用量を減らして行く事ができると偽り、置換療法の真の効果を隠し二度目に製品を使った人の成功率はほとんどゼロだという事実を無視したりすることではない。中毒物質に手を伸ばすことなく、快適にまた充分に生活と向き合うことを学ぶことにある。

教育、理解、新たな技術と確固とした支援・・・人間のあらゆる努力を求める行為で成功率を高める同じ道具…が劇的にニコチン依存症からの回復を高める。これらの道具が表舞台の地位を回復し、製薬会社は実験室に追い返して成人で93%、若者で95%、そして二度目の利用者で100%といいう失敗率よりも少しは低い魔法の治療法を見つけるようにする時期ではないでしょうか?

著者について:

ジョン R ポリト はサウスカロライナの禁煙教育者で、以前は30年間、一日三箱の喫煙者だった、そしてWhyQuit.com 「なぜ卒煙?」サイトの設立者、このサイトはオンラインで無料の動機付け資料を提供するニコチン完全断ちフォーラム、回復教育プログラムそして仲間同士の連帯サポートを含む。

事実関係の参照先:

1.事実:

今日まで、OTCニコチン置換療法研究の7件全ては結合され、平均値を出し7%の6ヵ月後禁煙率を発表している、その研究の開示データーは著者がNRT業界のコンサルタントだと認知している。2003年3月 発行、タバココントロール 12:21-27ページ、ヒュー ジュニア シフマン 「OTC ニコチン置換療法の効果についての連結解析」[http://tc.bmjjournals.com/cgi/content/full/12/1/21?ijkey=5.ko5/Oz4yutI#SEC2].


NRT
は現在強制的な禁煙の推薦療法である。臨床ガイドライン、タバコ使用と依存症の扱い、アメリカ政府保健局、2000年6月http://www.surgeongeneral.gov/tobacco/treating_tobacco_use.pdf].

3.事実:

歴史的に自分の意志での禁煙の成功率は6ヶ月経過時点で10〜12%の範囲である。ポリト 「OTCニコチンパッチは本当に禁煙のチャンスを二倍にするか?」[http://whyquit.com/whyquit/A_OTCPatch.html].

4.事実:

カリフォルニアの喫煙者に対する調査ではNRTは禁煙の手助けとして効果的でない。ピアース他著、禁煙治療における薬学的支援の効果に対するOTC販売の影響。アメリカ医師会(JAMA)9月11日http://www.fchn.org/fmh/wmchh/articles/sept/otc_smk_cess_aids.pdf].

5.事実:

ニコチンがプラシーボに使われて、著者が目くらましの失敗を認めた。スンデルスコフ他著、禁煙治療におけるニコチンパッチ:デンマークにおけるOTC購入客の無作為調査、エピドニアル1997年、145309318ページ、312317ページ。[http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=9054234&dopt=Abstract] 他

6.事実:

パッチで二度目に禁煙に挑戦した人はその後の挑戦で成功しない。トネッセン他著、禁煙においてニコチンパッチを用いて繰り返し挑戦する。中毒誌 1993年4月 [http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=8485431&dopt=Abstract]

7.事実:

若者の喫煙者が禁煙するためにニコチンパッチは役に立たない。 ハート他著、101人の青少年喫煙者に対するニコチンパッチ研究 [http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/abstract/154/1/31]

8.事実:

一度も喫煙経験の無い十代の若者がNRTを毎日使用している。[http://archpedi.ama-assn.org/cgi/content/abstract/157/6/517]

9.事実:

CDC(中央疾病研究所)は成功率、二度目の成功率の低下、若者にはNRTは効果てきでないということを参照することなしにNRTを強力に推進している。CDCのあなたはタバコを止められる。[http://www.cdc.gov/tobacco/quit/canquit.htm]

10.事実:

アメリカ政府ガイドライン作成メンバー18人のうち11人がNRT業界と税制的なつながりがある。臨床ガイドライン。 [http://whyquit.com/whyquit/A_GuidelinePanelDisclosure.html]

11.事実:

91.2%の長期禁煙成功者は自分の意志だけで成功している。アメリカガン協会、ガンの事実と数字 2003年版。http://www.cancer.org/downloads/STT/CAFF2003PWSecured.pdf]

 

翻訳:西田季彦