社会的な影響ってあるの?
(高学年向け)

タバコによる社会的影響というと経済損失(けいざいそんしつ)です。

タバコの為にこれだけ無駄なお金が使われたというと分かり易いと思います。

中でも大きいのはたばこ病の治療の為の超過医療費(ちょうかいりょうひ)

タバコが無ければ起きなかった病気のために使われたお金です。

病気になって病院に通い、治療費を払います。でも殆どの人が

社会保健や国民健康保健に加入しているので、実際に負担するのは

一部の金額です。7割から8割はみなさんが払う健康保健税などから

支払われます。

そのうちわけをみてみましょう。

疾病名(しっぺいめい) 超過医療費
悪性新生物(がん) 3267億円
高血圧性疾患 2978億円
虚血性心疾患 1719億円
脳血管疾患 926億円
慢性気管支炎 102億円
喘息 756億円
胃・十二指腸潰瘍 1770億円
肝疾患 723億円
合計 1兆2241億円

(財)医療経済研究機構 1997

この合計額は、たばこ国税とほぼ同額です。

この他、タバコによる火災(火災保険)、山火事

喫煙休憩による労働損失

道路、鉄道などの吸殻清掃に掛る費用。

などを考慮すると・・4兆円を上回るのではとさえ言われています。

アメリカではこうして経済損失を試算(しさん)したところ・・・

27,539.7万ドル(3兆0293億6700万円) 1976年

ちょっとわかりにくいけど、4兆円を国民一人あたりに直すと・・

3万円程度になります。

 ポイント!

タバコによる経済損失、超過医療損失はタバコ税ではまかないきれない。

タバコを吸っている人の中には税金で国に貢献(こうけん)していると思っている人がいるようじゃが、大きな間違いじゃ!
タバコを吸う人が増えれば将来たばこ病で巨額な医療費を全ての国民が負担しなければならいないんじゃぞ・・・
我が日本では、タバコによる税収が2兆5千億円程度に対して医療損失を含めた社会損失の総額は3兆5千億円から4兆円を超えると言われておる。
つまり、タバコのために社会全体で1兆円以上の損をしていることになるんじゃぞ!